MODELA PICZAの新製品!

切削ソフト Craft MILL 

 静岡ホビーショーで参考出品された新製品だが、5/26から5/29まで東京ビッグサイトで開催されたテクノピア99で取材ができたので解説をまじえて御報告しよう。


 

NEW MODELA MDX-15

参考出品、価格時期未定との事であるが、特長としてはまず加工サイズが15cm×10cm×6cmとなり、高さが現モデル(MDX-3)から1.5倍になった事である。モーターも強力になり、MDX-3で削れなかったアルミ、真鍮、アクリルが削れる。そして何と言ってもPICZAの機能である形状を読み取る機能をユニット化して付属している事が特長である。(スキャンエリアも同じ)ユニット交換式なので、スキャンしながら削ることはできない。

個人的に喜んだのは、入出力コネクタはパラレルでなく、シリアル・インターフェイスなので、写真の通りMAC環境にも適合し、(Macクロスケーブルで接続可能)USB接続のiMac等でも接続可能(KeyspanUSBシリアルアダプタ必要、これは今回別項で詳しく解説)という事であります。

新しいソフト3D Engrave(3次元彫刻ソフト)付属。(これはWin版のみだが以前解説した様にソフトWIN等のエミュレーターソフトを使用すればMACでも可能であります)

この新しいソフトに関しては非常に僕も興味が在る、曲面への立体彫刻や、これまで本連載で紹介しているが写真等の2次元の濃淡を高低データ化する機能、PICZAで取り込んだデータ等を読み込み重ねたり、組み合わせたりする事も可能であり、ハッキリ言ってあたしゃハマリそうです。

 発売は今年の秋の予定との事で価格は30万前後という情報を得た。現状MODELAとPICZAで実売価格が20数万という事なので、その差は強力な切削機能と高さ範囲のアップ、新しいソフトという事だが、従来のものではもの足りないという方にはお勧めかと思う。アルミで削ったピカチュウは中々の出来でした。

NEW PICZA PIX-30

こちらはスキャンエリアが30cm×20cm×6cm(面積4倍、高さ1.5倍)となった3DスキャナPICZAの新製品であります。まず、読み込むソフトのDr.PICZAがVer.2にバージョンアップした。これによりスキャンスピードが若干速くなる。今まではスキャンエリアを指定した後は端から順番に読み取っていたのだが、部分的にスキャンして全体とマージ(結合)する機能を追加することにより、1回目に全体を粗くスキャンして、2回目に込み入ったところだけエリアを指定して、細かいピッチでスキャンし、結合すると、全体的には短時間できれいにスキャンする事が可能となる。このDr.PICZAVer.2 は上記のユニット化したPICZA機能を持つMDX-15にも又、従来機のPIX-3にも付属予定で機種は自動判別する。多分既に購入したユーザーにもアップデート又は別売等のフォローが在ると思う。出力ファイル形式も増えている。発売予定は今年の夏の様、価格は30万近辺かと思う。

切削ソフト Craft MILL

 以上は従来ビジネス中心であったこれらの環境を我々ホビーの分野に展開したローランドDG社の製品だが、実は前回お知らせしたMODELAユーザーグループに早々御協力を申し出て頂いている 株式会社 リアルファクトリー社の切削ソフトも今回紹介する。現状は上位機種であるCAM3等が対象であるが、開発の方からは何度もメールを頂きホビー分野のニーズも生かした新しい切削ソフトを目指して開発中との事で、是非今後も御協力して行きたいと思っている。Craft MILLという切削ソフトの特長は色々あるのだが、modela等の3軸加工機は本連載でもお分かりかと思うがレリーフの様なものの加工は簡単である。しかし3次元形状を取り出すのは1度では難しい。その為、今まで連載していた様な工夫が必要になる訳だ。我々の様に慣れている者なら実はそれ程大変な事では無いと思うのだが、実際一般の方には上面を切削してから材料を裏にして反対側を切削したいというニーズが多い。まず、この要望を叶えようという機能がある。又、ちょっと難しい話なのだが、現在の形状データには、簡単に言うと、形状を2次元の細かい水平面の集合と捉えるものとなだらかな曲面とするデータが存在する。どちらもそれをコンピューターの画面上で描画したものは同じであるのだが、切削した場合はご覧の様に明らかに違って来るのである。(写真7)この滑らかな曲面を切削する為に合ったツールパスを作成できる機能が優れているソフトという事である。現在まだ開発中であるが、今後本連載でも取り上げて行く予定です。興味の在る方は同社のホームページ www.rfactory.co.jp を御参考に。

   

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