MODEL CARS連載

ZACO制作室楽園デジアナ模型教室 

ネコ パブリッシングより、年6号発売のMODEL CARSで、37号から連載している記事を紹介します。MODELA,PICZAを中心に初心者にも分かりやすくデジタル環境を利用した模型製作を解説しております。実は!最初の方はデータをとばしてしまいました。とりあえず、どんなものか画像で参考にして下さい。2000/11月から月刊になりました。

連載の過去の記事INDEXはこちらです。

前回夏真っ盛りと御挨拶致しましたが本原稿執筆中も夏は来ていない・・・休日は思わずタガログ語を喋ってしまいそうな湿気の中、コモド大トカゲが出て来そうなジャングルと化した庭の草むしりをやる日々で在ります。さて今回画像が多いので早々始めましょう。

MODELA用防音BOXは良い

MODELAには専用の防音BOX ZBX-15 というものが在る。型番が15だから一応MDX15用なのでが、少し大きいMDX20でも裏のコード等を通す穴の位置を上にすれば入る。でっこの製品実はかなり前から在る。どうして使わなかったかと言うと、今は誰が言ったか忘れたが『体裁は良いけどほとんど効果無し』という意見に影響を受けすっかり思い込んでしまった。最近ユーザーから良いと言われて買ったのだが・・・良かった・・効果無い所か掃除は楽だし、形は良いし・・でっ今まで何人かの方に私止めた方が良い等と使いもしないで無責任な事を言っておりまして、この場で訂正致します。

 ミニモデラプロ?中々まとまりが良いです。消音効果も中々で、私、以前御紹介の改造モーター斬鉄MODELAライトを使用しておりまして、オリジナルより音がデカイので非常に助かってます。

 前方透明アクリルの窓の在る扉は上方に開いてスライドして奥に納まる、掃除も楽です。使用しているユーザーの中には掃除機のダクトを付けて切削屑を自動掃除機能?を付けてる方も居る様です。

 

『MODELA PLAYER4』による顔の切削工程

さて前回からの続きです。前回さらっと削りました・・で終わってますが、これをちゃんと説明しないと私の存在意義はありませんね・・最近MDX15/20にも対応、無料で付いて来るのは信じられないCAMソフトの『MODELA PLAYER4』の使用方法を今回詳しく御紹介致します。

 

前回御紹介した様に1/24(又は1/32)のドライバーの顔を製作する為にまず『六角大王』の簡単人体製作機能を使用し写真からデータ化、顔部分のデータのみを大きく切削し、手作業で整形した後それを3次元スキャナーで読込みスケールで仕上げ切削するという工程でありますが、まず最初の切削材はケミカルウッドのサンモジュールというものを使用しました。試作品とかに活躍している材料であります。話が飛びますが、この最初の写真、左右に違う切削がされております。左は以下御紹介する等高線ツールパスの荒削り切削、右側がこれから紹介する切削なのだが、例えばMODELAに材料を置いて、最初に左に切削して次に隣の位置に切削する場合どうするか?等実際の作業を御紹介致します。

MODELAで切削する時使用する『MODELA PLAYER4』の操作方法です。

まずデータを開き切削の設定を行ないます。『MODELA PLAYER4』は高機能ですから詳しく説明してますと連載5回分位になっちゃいますのでかなり省略しますけど・・最初の画像はデータを読込み設定からモデルという項目を選び上面(この場合は顔側を指定)を設定し、大きさを指定します。左側が大きさ、右が向きです。

同じ項目で原点を指定します。分かりやすく左の下を指定しました。

さて次は切削材の種類です。サンモジュールは『MODELA PLAYER4』の切削設定に入っていますが、斬鉄modelaライトという強力なツールのお陰でもっと柔らかい材料の設定でも楽々早く切削が可能なのでフォーム材設定より過激出来ます。(発売までは少々お待ちを!)右上画面で材料を指定して新規工程をクリックし、今回面だしというのは省略しまして最初の荒削りを選び次へをクリック

次に切削面の確認画面が在りますが省略します。次にツールで刃物を指定します。今回荒削りには3mm幅のツールを使用します。

次の設定は切削範囲と深さです。以前の『MODELA PLAYER3』 では範囲の個別指定は出来ませんでしたが非常に簡単に指定できます。材料がもったいないので余白は少なめにしました。

高さも図で非常に分りやすく設定できます。

次ツールパスの種類です。ここで最初の写真、ツールパス(データをどう刃物をどう動かして切削するか)は大きくは2種です。走査線、単方向切削とはX,Y方向という意味です。等高線とは回りから円状の様に切削する方法です。又詳しく説明しますが、パソコンにとっては単純にXYの方が早く計算できます。等高線ツールパスは複雑な計算になる為、以前まだPCの性能が低かった時代は時間がかかりまして、私あまりお薦めしてませんでしたが、昨今の様にCPUもひと昔前のハードディスク?の様な値になっている時代それ程時間はかからなくなりました。ちなみのこのデータポリゴン面が少ない軽いデータですのでX方向のツールパス計算は私の2世代位前のPC(CPUは1.8ギガ)で約3秒、等高線では約10秒でした。これで大体の準備は終わりです

荒削りの設定がほぼ終わりました。次はこのデータをMODELAにセットした材料のどの位置に削るか?切削位置の設定です。設定から切削位置を選びます。

『MODELA PLAYER4』はソフト上で本体のツール位置を制御出来る様になっています。画面右中央の移動をクリック、その下の十字の方向マークがそれで、1回のクリックで(0.025mm 0.1mm 1mm 10mm)の移動単位で細かくツールを移動出来ます。早い話がこのツールで削りたい場所にツールを持って行き(原点はさき程指定しました左下です。)そのモデルの位置座標XYを(右上に表示)下のツール移動の座標に入力すれば良い訳です。

以上で設定完了です。z方向を合わせ出力すれば任意の位置に荒削りを開始します。荒削りはムクの材料に刃物が軌道を確保して行く訳ですからそれなりに負担がかかるものです。たまにVIEWボタンを押して一時停止し、切削屑を取り除いて無駄な負担を少なくするのがベターです。終了した荒削りです。単方向(X)で行ないました。

次は仕上げ切削です。設定は上記の最初の設定で仕上げとするだけですが、ツールは少し細かい2mm幅のものを使用します。工具径は4mmでPS4というスピンドルユニットを使用します。最初の工具径は3mmなのでPS3を使用しています。2つのスピンドルユニットに刃を付けた状態で長さを合わせて在ります。こうしておけば設定を変えずにスピンドルユニットごと交換して違う刃先の加工が可能です。

バーチャルモデラというソフトも在りますから事前に切削をPC上で確認出来ます。

仕上げ切削完了です。工程として手を入れる訳ですからこの程度で充分かと思います。

初心者の方へ

本データは六角大王による低ポリゴンデータ(直面の数が少ないカクカクしたデータ)です。

ツルツルのデータやポリゴンの多いデータで在れば当然modelaはその通り切削します。

さて、『MODELA PLAYER4』は旧バージョンより画面のインターフェースがプロっぽく?なっているので難しく見えますし、言葉で説明すると面倒?という印象かもしれませんが、まったくそういう事はありません。初心者でも経験すれば簡単にすばらしい切削を可能にします。

 今回はここまで、次回は手加工されたデータを細かくPICZA(3次元スキャナー)で読込み縮小して精巧な顔を製作します。違う刃物を部分応じて使い分ける作業が『MODELA PLAYER4』では可能になり、高度な切削がアマチュアレベルでも可能になっています。

次はPICZA機能を使ってリバースエンジニアリング、スケールで顔を切削

ネコ・パブリッシング 

月刊『モデル・カーズ』

次号は月末発売です。
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