MODEL CARS連載

ZACO制作室楽園デジアナ模型教室 

ネコ パブリッシングより、年6号発売のMODEL CARSで、37号から連載している記事を紹介します。MODELA,PICZAを中心に初心者にも分かりやすくデジタル環境を利用した模型製作を解説しております。実は!最初の方はデータをとばしてしまいました。とりあえず、どんなものか画像で参考にして下さい。2000/11月から月刊になりました。

連載の過去の記事INDEXはこちらです。

オマケソフトでデータの加工

MODELAに添付されるソフト&機能で行なう、形状データの加工その2回目です。前回、粘土で作った形状をMODELAのPICZA機能でスキャンししました。人間が得意な能力で作った大体の形を人間の不得意な部分で在る、均一な面、直線等修正する為に、MODELA添付のソフトだけでやるソフトの操作法をご紹介します。世の中には3次元データを処理するソフトは多々在りますが、工夫すれば、追加投資無し、添付ソフトだけでもこれ位の事は出来ます。

今回、作例シェブロンから少し外れまして、パブリカセダンからパブリカバン改造も入れて説明します。さて前回、トミーテック東宝名車座に影響を受けて、トミカのデータからパブリカバン『リード楽器店』仕様と星百合子さん(店員)も製作中と書きましたが、双方先日の静岡ホビーショーに間に合いまして、来場された方はご覧になったかと思います。実は最も力を入れたのは2cm程度の星百合子さんの顔だったんですが・・

Dr.PICZA上でも加工出来る

1.MODELAでスキャンする場合、切削ユニットからスキャンユニットに変更し、添付ソフトのDr.PICZAを使ってスキャン設定、データ出し等を行なう訳ですが、このDr.PICZA自体も現在まで進化しており、Dr.PICZA上でも形状データの変形はかなり可能となっています。

1.データの一部分を選択して高さを変える

例としてトミカのパブリカの横面をスキャンしたものです。過去紹介している様に、Dr.PICZA上ではこのデータを瞬時に

左右反転(反対側にする)凹凸反転(型になる)が可能です。又、部分的に更に細かく最読み込みする機能もご紹介しました。

今回、この画面ではセダンの後部とそれ以外の部分を選択しています。大体お分かりかと?ライトバンにしたいんですから・・(P3)

3.話が前後しますが、この機能で加工する場合、表示メニューで座標表示を選び、Z(高さ)の座標を決めておくと便利です。(P4)

4.次に編集メニューから、高さ変更、同じ座標に設定を選びます。(P5)

5.変更する高さの値を入力して下さい。と出ます。ここではライトバンにする変形作業として、先程の座標表示で

決定した値1.75を入力しました。(P6)

6.はい、この様選択した部分が同じ高さになります。デジタルパテ盛りですね。高さは当然調整可能です。(P7)

7.更に便利な機能も在ります。後部の高さを変更した部分の一部を四角範囲で選択しています。ご覧の様にこのスキャンは細かく読まれています。この部分は水平面な訳ですから細かい必然は無い訳です。編集メニューからデータの削減を選びます。(P8)

8.画像では削減を4回やり、描画表示では無く、ワイヤー画像にしました。この部分のポリゴン数は減り、データが軽くなる訳です。直面なんだから1面でも良いですが、(P9)

9.こんな方法も考えられるかと思います。後部を上げてから、窓枠部分だけ下げる。この程度まで出来れば切削して面を手作業で合わせる程度で

楽に改造が可能です。(P10)

3D Editor を使う

10. Dr.PICZAのメインの仕事はスキャンの制御ですから、データの加工は限られます。MODELA添付ソフト『3D Editor 』を使用すれば更に細かい修正等が

可能です。今回の例は前回紹介した粘土で作ったシェブロンB16のデータを使用します。前回は片面だけ作った形状をPICZAで読み込み、左右反転した反対側をこのソフトで合体させた所までご紹介しました。(P11)

11. 例えば、手作業で作った側面部分を均一の面にしたいと思った場合、前記Dr.PICZAでやった面を同座標にする事がこのソフトを使用すれば全ての面で可能です。(P12)

12. Dr.PICZAではデータの向きは変えられるのですが、加工時には角度が反映されません。又、均一にする機能は高さ(Z)のみになります。しかし3D Editorの場合は実体データとして反映されX/Y/Z/全ての面で座標を均一にする事が可能です。例の場合、横を均一面にしたい時はY座標を均一にすれば良いのです。(P13)

13, 表示メニューで加工する部分選択をする面を選び、対称部分を選択ツールで指定します。例ではサイドのインテーク部分〜フロントカウルの境目付近までを選択しました。(P14)

14. 状況を見る為、表示を4面図(分割)に戻します。編集メニューから、同じ座標に設定〜Y座標値を選びます。

(P15)

15.この座標値を判断する場合、僕の場合はまず適当に1とか入れて見て、画面を見ながら座標を決めます。今回の場合、後の加工も考慮して-0.28という値が適切と判断しました。

(P16)

16. 描画画像が不鮮明ですが、手で作った曖昧面が均一面になりました。

(P17)

17. 同様に各面状で均一面にする場所を指定して行けば、手作業の曖昧さをデジタル環境で修正する事が出来ます。

(P18)

絵的に見やすく表記しましたが、実際の作業はDr.PICZA/3D Editorの機能を生かして、順番は少し違います。次回はその辺の事と〜切削をご紹介します。

神奈川県鎌倉市大町6-1-12

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クリエイティブルーム 寺部 龍介 http://www.zacoda.jp/ ryusuke@zacoda.com

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