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ZACO制作室楽園デジアナ模型教室 |
ネコ パブリッシングより発売のMODEL CARSで、37号から連載している記事を紹介します。MODELA,PICZAを中心に初心者にも分かりやすくデジタル環境を利用した模型製作を解説しております。実は!最初の方はデータをとばしてしまいました。とりあえず、どんなものか画像で参考にして下さい。 |
モデルカーズ連載2004/10発売号
先進的な事と基本的な事
MODELAの存在意義
本連載の元とも言うべき初代MODELA MDX3
(既に製造終了)が発売されてから早いもので10年となろうとしています。能力的には現行MDX15/20とは比較になりませんが、使用しているユーザーは今もいらっしゃるかと思います。僕のMDX3も相棒の大改造で現在も活躍中です。まっ僕も最近でこそ偉そうな事を言っていますが、発売当初の頃はこの分野の知識なんぞ真っ白でした。いわゆるCAD/CAMというものもまったく理解していませんでした。ただ作りたいという欲求、熱意は常に持っていたと思います。(これが一番重要)熱意が在れば従来では考えられなかった価格、操作性でこの分野が体験出来るという点で、MDX-3の発売は、当時よりも今になって、その革新性、存在意義を感じています。何よりも一番革命的な事は、ハード(機械本体)と初心者にも理解しやすいソフト、モデラプレイヤー(いわゆるCAM)他がセットだったという事だと思います。CAMソフトというのは本来製造関係のプロの人達が使用するもので、操作は複雑、価格は高価が常識でした。MDX3に添付されていたMODELA
PLAYER 3はこの2点を破壊しました。おそらく現在でもMODELA
PLAYER3、後続の高度な4も世界で一番簡単、かつ製品添付なのだから一番安いCAMソフトで在る事は間違いないと思います。
既に発売から10年になろうとしているMDX-3。保証期限の2007.11まではメーカーは確実にサプライ品の提供を続けるという事ですのでご安心を! 現在MDX15/20にはCAMソフトとしてMODELA PLAYER
3と4が付属していますが、本連載でも最近のご紹介は高度な4が中心となっています。しかしケースによっては3も充分便利に使用可能です。3が開発されたのは初代MDX-3発売と同じく、WIN95発売直後です。当時と昨今のPC性能は比較になりません。おそらくパソコンレベルでも早くパス計算が出来る点に重点を置いて作られたと思われます。当然高価なCAM、新しい4と比較すればパスは単純なものですが、逆にこれで切削に問題が無いならば、早いという特性は充分役に立ちます。現状僕も3で済む場合はわざわざ4や他のCAMは使用しません。
MODELA PLAYER
3の利点 1.簡単で初心者でも理解しやすい。 連載初期にご紹介して来ましたが、この点については世界一簡単なCAMで在る事は間違いありません。 データを読込み〜切削面の選定〜大きさ指定〜ツール/材料/仕上げ指定 基本的なCAM操作が極めて簡単に指定出来ます。 代表的例、切削の向きを像さんのイラストで選択。 2.パス計算が早く古いPCでも動く。 ここで同一データでMODELA PLAYER 3と4を比較しました。 データは別記回転スキャン時の1/43 510 結構複雑な形状です。 使用PCはHPの2世代位前の普及機です。 ミル幅3mmストレートエンドミル荒削り走査線Xパスでの結果 走査線切削では高精度(パスが細かい)設定が可能ですが、高精度を指定しない場合は、約5秒でした。指定した場合は倍の約10秒でツールパスを作成します。 元々は上級機種用だったものですが、現在MDX15/20にも添付される高機能バージョン、最近の作例ではほとんどこちらでご紹介しております。X走査線、デフェルト設定での荒削り、時間は約1分6秒でした。確かにパスは4の方が奇麗ですが、ケースによっては3の短時間処理は大きな魅力です。
3.等高線パスも荒削りで対応 当初は複雑なパス計算になる等高線切削に対応していませんでしたが、バージョンアップで最終的には荒削り時には対応しました。 対応当時はまだPC性能が低く非常に時間がかかりましたが、現状の一般普及機レベルの性能ではまったく問題になりません。 確かに仕上げ時に対応していないのは残念ですが、形状によっては充分なケースは多々在ります。 同じデータを荒削り等高線で比較しました 荒削り等高線切削でも高精度指定が可能です。 指定した場合は約2分、指定しない場合は約53秒という結果でした。 同じく等高線指定で4の場合は、約18分20秒かかりました。4の場合ご覧の様にパスは細かく、又対象モデルを描画表示出来る。他細かい部分にも利点が多いので一概に単純比較は出来ませんが、上記と同様この時間の差は3の大きな利点です。







MODELA PLAYER 4と 比較した3の欠点
1.部分切削が出来ない 4の場合は任意の場所を四角上に指定して切削する事が可能です。しかし3の場合高さ(Z)指定は出来ますが、XY方向の部分指定は出来ません。工具を変えてこの部分だけ細かく仕上げという事は出来ません。 2.細かい所の仕上げが甘い 前記のパス画面をご覧の通り、4のツールパス時間作成が長いという事はその分、奇麗なパスを作成しています。これは特に細いミルを使用の場合等、ミルの折れる確率はかなり少なくなります。 3.等高線ツールパスは荒削りは可能だが仕上げは出来ない。 4は仕上げ時でも等高線ツールパスが可能です。細かいもの、仕上げ精度が要求されるもの、形状的にたち壁の大きいもの等には仕上げ時の等高線切削は必要です。 4.拡大・縮小は縦横高さ比に比例のみ 何度かご紹介していますが、4はCAMソフトとしては珍しい変形機能が使用出来ます。通常のCAMはサイズ変更の場合は純粋にスケールを変えるというのが普通ですが、4の場合はXYZの比率を固定しないで変形させる事が可能です。 写真の様に510チョロQ風?の変形がCAM上で可能となります。


その他、ツールパスも含めたデータの保存等MODELA PLAYER 4では多くの機能が優れていますが、現在初めてMODELAを使用する方にはまず、MODELA PLAYER 3を体験される事をお薦めしています。確かに4と比較すれば不便な点は在るものの。逆を言えば、基本的なMODELA PLAYER 3の短所を知り、どうすればその環境の中で問題が解決するか?を自身で考える事から得るものは、非常に大きいと思います。
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さて、こちらはかなり飛躍した事例です。簡単にご説明を、3軸加工機の切削する動きの中心部分は回転するモーターとミル(工具)ですが、この部分がセンサーならば3次元スキャンが可能です。それを実現したのがPICZAです。MDX15/20は切削ユニットをPICZAユニットに変更する事によって切削とスキャンを実現させています。そのX(幅)Y(奥行)Z(高さ)3軸の内のY軸が平面では無く、円だったら? リング状形状や他の形状でも回転切削、回転スキャンする事が出来て便利だろう・・という着目点で改造しました変形3軸切削/スキャン機が、ZACODAMA『RIMNE』(苦しいですが輪廻と呼んでおります。)と『CRP-1』でございまして、現状一部の業界、研究機関等にご提供させて頂いております。変形回転スキャンには大きな可能性を感じていまして、PICZA専用機のPIX-30に回転スキャンモード改造をしてみました。ホビーショーに仮称『TENSYO(転生)』として参考出品しました。 |
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さて、ややこしい話ですが、今回の上記ご紹介のデータ。『510の開き』ですが、Y軸は本来平面で在る訳ですからハード的に回転させても、スキャンしたデータは円周上の凹凸を帯状に記録したデータとなります。更にややこしい話ですがこれを通常の3軸CAMで回転切削した場合は、データのスケールが変われば平面と円ですから、中心部に向かう程矛盾が生じます。ある程度の矛盾は問題無いならば良いですが、正確に回転切削に対応したCAMで切削する場合、又グラフィックデータ等で普通の形として利用したい場合は、開きを普通の魚に戻す必要が在ります。つまり展開図状のデータをベンドさせ、元の形にする作業を行う必要が在ります。ベンド機能が行える代表的なCGソフトとして、現状推奨しているのは、この分野では超有名なLightWave 3Dが在ります。写真は今回作例とした510展開図データをベンド機能を使用して普通の形にしたものです。最近値下げになりましたし、MAC/WIN両バージョンも在ります。機能的には最新で無くても、モデリングとして使用するなら古い中古等でも良いと思います。解説書等も豊富な有名ソフトですので、興味の在る方にはお薦めです。僕の場合はMAC環境で使用しています。 注/2006/2 Dr.PICZA3 to ZACODAMA convertorにより復元データにする事が可能となりました。 |